「そうですね。」



「俺は、彼の元師匠の高田延○も好きなんだよ。

今では、すっかりテレビタレントだが彼はプライ○時代皆からパッシングばかり受けた。


だがなあ、ヒクソングレ○ーに30代半ばのプロレス界のスターが挑戦したって事は凄い事だぞ。

彼は、わざわざ真剣勝負の場に出て行って恥をかかなくても良かったはずだぜ。

プロレスラーとしての彼の価値は、まだまだあったのにわざわざ真剣勝負に出て行った。


それも、本格的な真剣勝負は、初めてではないが初めてに近いそれも相手は、ヒクソングレ○シーだよ。

高田には、桜庭和○や吉田秀○みたいなバックボーンがないんだよ。


桜庭には、レスリング吉田には、柔道ってあるが高田には、プロレスしかないんだよ。


そして30代半ばと言えば体力的にもアスリートとしては、全盛期を過ぎてるのに敢えてチャレンジした。


ヒクソンに負けた時に、プロレス界は、一斉に高田パッシングをした。


俺の尊敬するアントニオ猪○もパッシングしたよ。

まぁ猪○からパッシングされるのは仕方ないし猪○ってある意味狂ってるからなあ。


それは、いいとしてプロレス界の真剣勝負をしない奴までパッシングしたよ。


だけど、高田は、ヒクソンに2度も負けながらまだリングに立った。


ファンからは、ブーイングを受けながらだよ。

これは、高田が最強と言うならやはり、真剣勝負をしたかったっていう純粋さから来てるはずだよ。

確かに、高田は、弱かったし恐がりだったが彼が最初に出て行かなきゃ興行は、成り立たなかったはずたし後に続く桜庭や吉田や藤田の存在はなかったはずだよ。


重要なのは、高田が30代半ばのバックボーンを持たないプロレスラーだった事。


わざわざ真剣勝負に出なくてもまだまだプロレス界では、需要はあったはずなのに勝てる可能性の少ない真剣勝負を選んだって事だよ。


最後に自分自身のやりたい事に賭けたわけだよ。


これが、勇気ってもんじゃないか?」