吉井は、その日の夕方には街に帰った。


その夜次郎と温泉に浸かっていると次郎が僕に、向かって話し始めた。



「なぁ、純一俺は、頭が悪いよ。

だからこういうの形しか取れなかった。
だがなあ、俺は、考えるより感じる方を優先するんだよ。」


「ブルース○ーの言葉でありますね。考えるな感じろっやつですね。」



「そうだな。

だが、考えて行動するのも大事なんだ。
俺は、オカシイと何となく感じると行動しながら考えてしまう。

時には、それが暴走になってしまう。」


「暴走?

まぁ確かに暴走かもしれませんが、時には暴走って必要な気がしますし感じながら考えながらの暴走は、いいんじゃないですか?」



「確かに、そうだな。俺には、そういうやり方しか出来ないんだ。

格闘技と一緒だよ。」



「え?格闘技ですか?」



「そうだ。俺の好きな格闘技家の1人に桜庭和○がいるが彼の試合を観てると非常に冷静なんだな。
ある意味醒めてる。
全盛期の桜庭和○は、多分相手の様子を感じて、考えながら動いたはずだよ。」


「桜庭和○。あ~プライ○や他の所でも活躍してる総合格闘技家ですね。

ホイ○グレシーと80分以上戦った試合は、凄かったですね。」



「良く知ってるな。IQレスラーと言われる彼だが、俺のように暴走は、しないだろうが感じて考えて動いてるはずだよな。」