「次郎さん、何言ってんの!恰好つけてんじゃないよ!」
愛弓が次郎を蹴った。
「似合わないんだからそう言うセリフはイケメンの人が言うセリフでしょう。
それに、まるで失敗したら自分だけ死ぬみたいに言わないでよ!」
「愛弓ちゃん死にはしないよ。
例え話しだよ。
それに、愛弓ちゃんとやるまでは、死ねないからな。」
「じゃ絶対やらせてあげない。」
「では、俺にやらせてよ。」
河田が軽口を叩いた。
愛弓の金的蹴りが河田に入った。
「吉井の親分ありがとうございます。
俺は、拳銃ってなんだか卑怯な気がして個人的に嫌いなんですよ。
だけど、純一や愛弓にとっては、護身用にいいですし俺も1発だけ入れて持っておきますよ。
それに、日本刀もありますからね。」
「お前の自由にやればいいさ。
藤本や佐竹は、自由に使ってくれよ。
もしも、まだ人間が要るなら相談してくれよ。」
「ありがとうございます。
藤本と佐竹で充分ですよ。
良くやってくれてます。」
次郎は、吉井に頭を下げた。