「次郎さん若い女の子だからマズイ訳?
そんなの差別だね!
今は、人手が居るでしょう!
常駐するのが2人から3人になれば少しでもいいじゃない!
1番最初の剣の会のメンバーよ!
それに、少しは、自分自身の身体の事も考えたらどうなのよ!
私は、明日からここに泊まります。嫌なら海にでも放り投げたらいいじゃない!」
愛弓は、そう言うと次郎の次の言葉を待たずにこちらに歩いて来た。
「純一君、明日から泊まるけど襲ったりしても無駄だからね。」
そう言うと僕に、鋭いローキックを入れて来た。
「あはは!やられたなあ。
次郎も身体の事をはっきり言われて落ち込んでるなあ。
だが、愛弓ちゃんの言ってる事は、間違ってないしああいう風に言えるのは、愛弓ちゃんくらいだからなあ。」
上島が愉快そうに笑いながら言った。
僕は、足をさすりながら頷いた。
「いよいよだなぁ。俺も老体にムチを更に入れるか。
純一君、次郎と愛弓ちゃんを頼むぞ。
もちろん俺達も付いているがやはり、今は1番頼りにしてるのは、純一君だよ。」
上島が僕の肩を思い切り叩いた。
僕は、愛弓からキックされ上島から叩かれ散々だったが、次郎さんがああいう身体の状態なら僕が、更に頑張って行かなくちゃいけないと思った。