ゆらはまだ壬生浪士組に越してきて
日が浅いため
近藤以外の局長なんて
知らなかった。

「芹沢 鴨の調査を頼みたい。」

「分かりました」

「それと、壬生浪士組の監視・調査も
 ゆらお前に頼みたい」

「分かりました」

「では、鳳上院ゆら
 お前に壬生浪士組とその局長である
 芹沢 鴨の調査と監視を命ずる」

「御意」

これからの任務が増えたな・・・

「調査と監視の結果報告の期間は
 どういたしましょう?」

「そうだな・・・
 どちらも一週間ごとに
 報告に来ること。
 よいな?」

「分かりました」

松平邸から帰る途中
ゆらは考えていた

芹沢 鴨のかんしは良いとして
どうして壬生浪士組も
しなくちゃいけないんだろ?

何か考えがあるのか・・・

深入りするのは良くない。

主である松平様を疑うなんて・・・
そんなことしちゃいけない

はあ、
調査するのは良いとして
まずはあれを
なんとかしないと・・・ね。