それを見た男の人わ


「大丈夫か?!」


といって、近づいてきた。


『心配してくれてありがとう』っていいたい。


でも、声がでない。

悔しくて涙がでてくる。



「泣くほど苦しいのか?!」



ちがう。

男の人わオドオドしている。


おちつけ自分!!



私わ、大きく深呼吸をした。

震えわ止まらないが、

喋れそうな気がした。



『ありがとう!!』



声の加減がわからず

大声を出してしまったらしい。



男の人わ、一瞬ビックリしていたが、


ニコニコして、



「俺、福田悠(フクダユウ)!!よろしく!」



彼わ、幼稚園生のような笑顔を浮かばせて


喋りかけてきた。


私とわ、正反対の人間だった。