ピタッとしたマスタード色のワンピースを
少したくしあげてセーターみたいに着た


「お、やっぱよく似合うな」


部屋で着替えてリビングに行くと
文哉は満足そうに微笑み
後ろからぎゅっと抱き締めた


『んっ・・・』

首にちくっと痛みと熱が走る

「男よけ。」

『見えちゃうじゃん!もう〜!』


鏡でみてみると
赤い印がくっきりとついている

『今日はどっこも行かない!!』

てゆうか行けない
わざと髪の毛で隠れないところに
つけなくたっていいのに