イルカショーが終わり
館内をブラブラする

たくさんの魚に癒されて
私は大満足だった


「ちょっと休憩するか」

館内にある喫茶店に入る


『あ!イルカ!!』

そこは水槽の隣にあって
イルカプールが見えるようになっていた


『楽しかった〜♪
ちょっとはしゃぎすぎちゃった』

「俺も!
水族館なんて何年ぶりだろ?」



せっかく楽しい水族館なのに
文哉の何気ない一言で
私のテンションは下がる

前は誰と来たの?

なんて聞けるわけなくて
でも気にしないなんてことも出来ない


「どうした?難しい顔して」

『別に・・・』

「観月」

『何?』

「ヤキモチ?」


キッと文哉をにらみつける

文哉は嬉しそうに
「そーかそーか。うん」

なんて言っちゃって