『えっ?いつからですか?』

「来月からだ。
安心しなさい、松下くんもメンバーだ。」

『本当ですか!?ありがとうございます!』

「言っておくが、この件の発表は来週だ。
まだ君以外の社員は知らない。
決して話さないように」

『もちろんです。』

「話は以上だ」

『はい。ありがとうございます』


私は専務に頭を下げ、役員室を出ようとした

「瀬尾くん」

『はい。』

くるっと専務の方を向く

「いつでも頼ってきなさい」


専務にお父さんが重なった


『ありがとうございます。』

頭を下げ、私は役員室をあとにした

期待に応えなきゃ
専務の為にも、自分の為にも