専務からメールが入った
とうとう上にまで知られちゃったか・・・
―――
話がある
―――
内容はこれだけ
不安と恐怖が入り交じる
「役員室行ってきます」
課長にそう伝え
私は重い足取りで階段を上がった
ドアをノックすると
「どうぞ」
専務の低い声がした
あぁ・・・就活しなきゃ・・・
『失礼します』
おそるおそる顔をあげると
困った顔の専務がいた
「噂は耳にしている
広報が荒れているとね?」
『申し訳ありません・・・』
私は深く頭を下げた
覚悟を決めよう
「実は、広島に支店を出すことになった
君に行ってもらいたい」
『えっ?』
「本社から10名ほど
アドバイザーとして異動になった
他は新人ばかりだ
気合いを入れろよ!」
『あの・・・私、クビじゃ・・・』
「私が君を逃がすと思うかい?
他社からは営業より仕事を持ってくると
噂になってるんだぞ?
支店長は私だ。
文句があるかい?」
『いえ・・・』
「よし、そうと決まれば話は早い
支店は来年からの予定だが
研修や準備もあるため
私と一緒に来てもらうよ?」
とうとう上にまで知られちゃったか・・・
―――
話がある
―――
内容はこれだけ
不安と恐怖が入り交じる
「役員室行ってきます」
課長にそう伝え
私は重い足取りで階段を上がった
ドアをノックすると
「どうぞ」
専務の低い声がした
あぁ・・・就活しなきゃ・・・
『失礼します』
おそるおそる顔をあげると
困った顔の専務がいた
「噂は耳にしている
広報が荒れているとね?」
『申し訳ありません・・・』
私は深く頭を下げた
覚悟を決めよう
「実は、広島に支店を出すことになった
君に行ってもらいたい」
『えっ?』
「本社から10名ほど
アドバイザーとして異動になった
他は新人ばかりだ
気合いを入れろよ!」
『あの・・・私、クビじゃ・・・』
「私が君を逃がすと思うかい?
他社からは営業より仕事を持ってくると
噂になってるんだぞ?
支店長は私だ。
文句があるかい?」
『いえ・・・』
「よし、そうと決まれば話は早い
支店は来年からの予定だが
研修や準備もあるため
私と一緒に来てもらうよ?」