「俺、そろそろ帰るわ」

『えっ、帰るの?
泊まればいいのに・・・』

「そうしたいのは山々だけど
理性があるうちに帰る!

大切にしたいから。」


私はこくんと頷いた


「じゃあ、また明日な」

『うん、おやすみなさい』


お風呂に入ろうと脱衣場で鏡を見ると
アイラインが黒い涙になり
魔女みたいな顔が映っていた

『・・・もうどんな顔見られても
平気だわ』


お風呂から出るとメールが来ていた

ーーー
中途半端な気持ちじゃなくて
本当に大切にしたい

俺がいつまで持つか
分かんないけど(笑)

ちゃんと観月の気持ち
聞けてよかった

泣き顔も可愛いよ♪
ーーー


こういうメールって
なんて返していいか分からない

自分なりに考えて返信した