『あの・・・』

「ん?」

『お昼のことなんですけど』

「あぁ・・・
その話は観月ん家でしよう」

『あ、はい・・・』



こんなに重い5分は生まれて初めてだったかも

やっとうちに着いて
時計を見ると8時を指していた


『何か食べますか?』

「あ、買ってきちゃった。」

そういって差し出された
コンビニの袋の中には
サラダとおにぎりと
あたしの好きな焼きプリンが入っていた


「でも、出来たら食べる前に話したい」

『はい・・・』

私はソファーに座り
松下さんも私の隣に座った

「俺さ、今まで適当に恋愛してきた
女に困ったことなんてなかったし

でも観月に出会って
なんか分かんないけど
すっげー気になって
話したりするうちに
気持ちがどんどんおおきくなって

やっと付き合えて
俺がリードしなきゃって
頭では分かってるんだけど
上手く行かなくて
観月が困るって分かってるのに・・・

ごめんな?」

あたしは首を横に振った