『立ち会い・・・結局どうするの?』

「うーん・・・」


妊娠が分かった時から
ずっと立ち会うか悩んでいる文哉

私が痛がっているのを
見ていられないらしい


「一人だったらさ
なんとかなるかと思ったけど二人だろ?
しかもすぐに産まれるか分かんないし・・
耐えられるかなあ・・・」

『私はどっちでも。
倒れられたら困るけど?』


うー・・・と唸りながら
私から離れてどっかへ行ってしまった



買い物を済ませて文哉を探すと
本を立ち読みしていた

『行くよー?』

「んー・・・」


手を繋いで車まで行く

『なんか今日すごい動くなあ
お腹も張ってきたかも』

「え?やばいんじゃないの、それ」

『どうだろう
とりあえず荷物・・・』
「だめ!!病院いくぞ!」

『えー?!大丈夫だよ』