『ありがとう』

「・・・俺だけの花嫁さんに
しておきたいけどな」


もう文哉だけのあたしになってるのに

『文哉のタキシードも格好いいよ』

「スーツ見慣れてるからそんなにだろ?」

『だけど白って着ないじゃない?
本当に王子様みたい』


そうきっと・・・
あなたは私がずっと
待ち焦がれていた王子様

見つめると真っ赤な文哉が
頭をガシガシとかく


『お嫁さんにしてくれてありがとう
私、すっごく幸せだよ』

「観月・・・」


文哉のお陰で本当の愛を知ったの
辛いことも乗り越えられたのは
文哉とだから

これからもずっと一緒にいようね?