「松下さん、いいですよね?」
陽子にそう聞かれると文哉はこくんと
うなずいた


「楽しみだね♪」

『うん!』

「さあ、次は髪型ですよー」


本をみて髪型を決めた
結婚式のために髪も伸ばしていた



今日の打ち合わせが終わり
陽子が帰る時間になった

『ご飯くらい食べようよー』

「そうしたいのは山々なんだけど・・・
帰りたくなくなるから
それに浩ちゃんがうるさいし!」

「あはは、浩大のやつ
よっぽど心配なんだね」

『気を付けてね?』

「うん!
結婚式、楽しみに待ってるから」



陽子を見送って夕焼けの中を手を繋いで帰る

「よかったな、いいのが見つかって」

『本当!
陽子に感謝しなきゃね』

「・・・すごく綺麗だった」


文哉を見るとそっぽを向いているけど
耳が赤くなっている