「わあっ!!」

後ろを見ると満足そうな陽子と
口が開いたままの文哉


『文哉・・・嫌い?』

「だめだ・・・」

『へ?』

その場にいた全員が顔をしかめる
似合ってると思ったのになあ・・・


「こんな綺麗な観月、他のやつに
見せたくない!!!!」


顔を真っ赤にして叫んだ文哉に
みんな大爆笑

「大丈夫ですよ、松下さん
みんな観月は松下さんのものだって
分かってくるんですから
あー、おかしい!」

「でも、文哉さんの気持ちも分かりますよ
観月さん本当に綺麗・・・」

『ちょっと、今枝さん!!』

「観月は?どう?」


陽子が優しく聞いてきた

『私・・・このドレスが着たい!』