「んー・・・
私は赤の方が似合ってると思うなあ」

「ああ・・・そうだね〜」

『でもデザインは青の方が好きなの!』



陽子についてきて欲しかった理由
それはお色直しのドレスが
どうしても決まらなかったから


「他のも見たい!!」

陽子はそう言うとドレスの方へ
走っていってしまった


『ごめんね、文哉・・・』

「いや、俺も楽しいよ?
観月綺麗だし
どっちも似合ってるんだから
どっちも着れば?」

『だめ!
お色直しは1回って決めたでしょ〜?』

「はいはい。
あ、陽子ちゃん戻ってきたぞ」