「・・・本気で言ってる?」

『もちろん!
だってあたし達の大切な2人だもん』

「でも、別々でもいいじゃん」

『だめ?』

「ダメじゃないけどさ〜
浩ちゃん、泣いちゃって
使い物にならないと思うよ?」

『文哉も言ってた〜』

「よし!分かった!
人生最大のイベントだし
親友の頼みだもんね」

『ありがと〜!!』

私は陽子の手をぎゅっと握った


「は〜、いよいよだね・・・
あと1ヶ月かあ」

『陽子が緊張してどうすんのよ』

「だって緊張するわよ!
スピーチなんて・・・」



でもどうしても
陽子と横山さん
二人に頼みたかった

文哉とウエディングプランナーさんと
3人で悩んで話し合って決めた
私たちの結婚式

2人がいなきゃ意味がない