『な・・・なんだったの?』

「観月ごめん」

ぎゅっと抱き締めてくれたけど
腕にはチャラ男に掴まれた感覚が
まだ残っていた


「部屋戻ろう」

そう言って私の手を引いて部屋へと
早歩きで戻る




部屋に戻ると布団が敷いてあった
布団の上に座り込むと
後ろから抱き締められた


「ほんとごめん・・・」

『怖かったよ・・』

あのまま文哉が来なければ
どうなっていたんだろう?
そう考えただけで悪寒がした


「俺が守るから」

『うん・・・』


しばらく沈黙が続く
文哉は私のお腹に腕を回し
私の肩に顎を乗せた