自販機でスポーツ飲料を買って
ベンチに座って待っていると
肩をとんとんと叩かれた


振り向くと満面の笑みの
チャラそうなお兄さん

「ここで何してるん?」

『あ、彼氏を・・・』

「なんや、彼氏おっそいなあ!
もう行ったんちゃう?」

『いや、そんなはずは〜』

「俺、この辺にめっちゃ夜景綺麗なとこ
知ってんけど、行かへん?」


私の話も聞かず隣に座るチャラ男
だんだんとチャラ男が近づいてくる

「あっ!丁度ツレも出てきたし
な?行こうや〜」

「翔何してるん?
うわ、美人やな〜お姉さん!」

入口から出てきたチャラ男②が
私の手を握る


『あ、いや、離してください!』

「嫌なんてそんなこと言うなや〜」


男2人の力にかなうわけもなく
私は立ち上がってしまった