私はお刺身をとって文哉の口へと運んだ

「ん!上手い♪」

顔をほころばせる文哉に嬉しくなる


「はい」

今度は文哉がたけのこをつまんで
私の口元に持ってくる

ぱくっと頬張ると上品な和風だしと
たけのこの食感が口に広がる


『おいしい!!』

それをみて満足そうに微笑む文哉


幸せすぎて
時間が過ぎるのが怖いくらいだった


料理を完食してお腹も落ち着いてきたので
温泉に入ることにした

『混浴あるんだ・・・』

大浴場の入口の前に間取り図があった
女湯と男湯から少し離れたところに
混浴があった