「だってじゃねえ!
ったく・・・」

すると文哉はむくっと立ち上がって
私を抱き上げた

『わっ!』


文哉の膝の上に乗せられて
後ろからぎゅっと抱き締められる


「は〜、充電・・・」

『ばかっ!』

首元に埋められる顔にびくっと
反応してしまうと
文哉が後ろから覗きこんできた

「観月、期待してる?」

『なっ!!!!』

体温が一気に上昇する


「顔真っ赤だし!可愛い」

『んっ、や・・・』


首に甘い痛みが走る


『ちょっと、文哉っ!ストップっ・・・』


体を必死に動かしても文哉の長い腕が
離してはくれない

甘いキスは続く


『ほんとっ、むりっ・・・
待って!』

「無理じゃないだろ?」

『まだダメ!!!』


私の手を握っていた文哉の手を
全力で振りほどいた