「たとえ別れたとしても
観月を想う気持ちも、俺自身も
何も変わらないよ？
今だって出来ることなら
会いに行って抱き締めたい

観月がいないとだめなんだよ・・・」

『文哉・・・』


私は伝えたいことが伝えられなかった
言ってしまえば本当にそうなるから


『遠距離・・・頑張れるかな』
それが精一杯だった


「俺らなら大丈夫だろ？」

文哉の声がぱっと明るくなる


『うん、そうだよね！
このままじゃ良くないもん』

「やっと気付いたか！」

『文哉・・ごめんね』


文哉の気持ちに、想いに、愛に
気付けなくて


『大好き』

「あほ、俺の方が好きだわ」

『同じだよ
この気持ちも大きさも』

「・・・そうだな」


この想いに限りなんてない

これからもっと
あなたのことを好きになっていく