私だって・・・
喧嘩したいわけじゃない

昨日に戻りたい・・・

『うっ、ひっくっ、うぅ・・・』

バス停に向かう途中思わず泣いてしまった


バスに乗ってぼーっと外を見ていると
走ってくる文哉が見えた

やばい!

バスはもうすぐ発車しそうだ
でも文哉はどんどん近付いてくる



プシュー

間一髪
文哉が乗ってくる前にドアが閉まり
バスは発車した

ほっと胸を撫で下ろす


ひっきりなしに電話がかかってくるので
私は電源を切った

切った後、なんとも言えない感情が襲う

気を紛らわすため目をつむった