それから私達は なんの会話もないまま 学校をでた。 『杏里、』 唐突に日向が 私の名前を呼んだ。 『なに?』 うっ… だからその目で 私を見るんじゃない!! 調子が…狂ってしまう。 『お腹…すいた』 『は?』 『お腹すいた。』 『…私にどうしろと』 『肉まんが食べたい。』 『…』 肉まん…