んんん!?今の声って…!あたしは慌てて山下くんの姿を探した。



「ヒロちゃ〜ん♪今日も会えてよかったよ〜!!」



なんと山下くんの隣には、『ヒロちゃん』と呼ぶ女である、綾ガキがいた。



「ちょっと!な〜んでアンタが山下くんの隣にいるわ・け!?ほら早く離れなさいよ〜!」



「オバサンが『山下くんと一緒にいるわ♪』ってメールしたからでしょ?」



はっ!そうだった。実は山下くんが掃除を手伝ってくれたことが嬉しくて、つい綾ガキにメールしたんだったぁ!!



「ま、オバサンからの初メールでヒロちゃんに会えたからよかったけどね♪」



あたしは、昨日綾ガキと勢いでアド交したことを深く後悔した。