だ・け・ど、残念でした!あたしに【恥】なんて文字はないんです〜!



ハ〜ッハッハ〜!ミスメガネよ、あなたはあたしについての修行が足りないみた…



「ほうきをマイク代わりにして、何してんの?」



振り返ると夏生がいた。それ、とあたしの手にあるほうきを指す。あらま、本当だ!



「あはっ!ちょっとメガネ笹木に対する恨みをね☆」



「笹木?てゆうか委員会はどうしたの。山下くんに会いに行ったんじゃないの?なんで正門にいるわけ?」



「夏生ぃ、よくぞ聞いてくれた!あのね…」



あたしは今に至るまでの経緯を細かに説明した。夏生はほぼ頷いているだけ。



「ね、ヒドくない?山下くんを見てただけなのにミスメガネが…」



「それはアンタが悪い。ミスメガネの言うことは正しいよ」



「夏生までヒドいよ〜!」