え!?あれ?もしかして……
「昨日のことで不機嫌になってる!?」
「え……」
図星、かのように一瞬あたしを見てくれた山下くん!(正確には睨んだだけ)
「え!嘘!?山下くんがあたしと涼山くんのことを妬いてくれてる!?ちょっと~夏生も今聞いたよね??」
「聞いてたけど……山下くんマジ?」
あたしの隣にいた夏生がまじまじと山下くんを見る。そして山下くんが口を開いた瞬間、
「博樹ー!俺クリアしたぞ!!」
夏生の弟くんである里津くんが走ってきた。
「おい、マジかよ」
「マジ♪昨日、博樹クリア出来なくてあーんなに不機嫌になってたから、友達として手助けしてやったんだぞ?」
「頼んでないし、勝手に進められる方が腹立つ」
「ちょ~っと待って!」
そこであたしからストップのかけ声が入った。