制服からして同じ高校じゃないけど、近くの高校っていうのはわかった。



「それにしても滝沢は変わんねーな！」



「涼山くんこそ、そのカッコいい笑顔変わってないね！」



「お？それって今でも俺のことが…」



「ごめん！残念なことに、あたしにはもう涼山くんをかなり越える最高の婚約者がいるの♪」



ジャンプにピースサインを付け足して、涼山くんにアピールした！



「婚約者？」



「うん！もう超格好良くて格好良くて格好良すぎるの～！！」



「ははっ、そりゃ相当惚れ込んでんな！」



「これが幼かったあの頃のあたしとは違う恋…いや、愛なのかもしれない！」



そう、やっぱりこれは愛なのよ！あたしの山下くんへの思いは汚れていないし…



「それ聞くとちょっとショックだなー！」



すると、涼山くんから以外な言葉が飛んできたのだ。



「結構嬉しかったよ、滝沢のアタック」



はい？



「だから他に好きな奴出来てて、ちょっとショックだなーって！」



す、涼山くん！？