「どうしたん?」
「早子も手伝えよ~!卒業式の飾りつけの花作ってんの!」
美紗が手を振り上げた
手には、体育祭の得点板に貼ってあるような不格好な紙の花が乗っていた。
「花!?それ花なの!?どーみてもそれ花に見えないよ~」
「不器用で悪かったなっ!!早子も手伝えって!!先輩のために卒業式豪華にしてあげるんだろ!」
「そうっすね~!美紗のまがまがしい花らしきものだらけじゃなんだかわかんないもん!」
「うっさいわ!(笑)」
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