そのとき私がとった行動は意味不明なものだった

「先輩…」

「私、泣いてませんよ」

「辛くありませんよ」

「平気です」

「大丈夫です」

先輩はなにも聞いていないのに
私は一人で泣きながら無理矢理笑って答えていた。