あれから早いもので1ヶ月がたった。この1ヶ月でおれは相川を由愛奈と呼ぶようになった。そしてこの1ヶ月間はほぼ毎日メールをしていた。
おれ的にはもう告白したい。そして早く由愛奈を自分のものにしたい。
最近は授業中も野球をしているときも由愛奈のことを考えてしまう。さすがに野球には集中しようとは思うが今は由愛奈で頭がいっぱいだった。
今日の練習もそんな感じだった。
「玲都お疲れ。お前相川とはどうなってんだ??」
野球が終わって部室に入ると琉が話かけてきた。
「どうって…。別にどうもなってないよ。」
そうぶっきらぼうに答えると
「玲都そのままだと相川取られるぞ。1組のやつが明日告白するって言ってんの今日聞いたんだよ。お前取られてもいいのか??告白するんなら今日だぞ。」
なんていきなり琉に言われて正直焦った。そろそろ告白しようとは思っていたけど、こんなに急にくるなんて思っていなかった。
でも由愛奈が誰かと付き合うなんて考えたくなかった。
「わーってるよ。」
それだけ言って部室を出た。
今日だ。今日告白しよう。絶対に。
家に帰りながら決心した。