「あのさ、今度の休みさ、どっか行かね?」


「それって「デート」」
私と倫の声が重なった。

「初デートだね?」
私は倫を除きこんでいった。
でも、それがいけなかったのか、

「そーゆーのがいけないんだよ」

「んっ…」

今日2回目のキス。
「あっ、でも遠慮しなくていいんだっけ。」

っ~…
ドSっ!!
でも言い返せない私。
悔しい!

そんなことを考えていると家についてしまった。
「じゃぁ、明日の朝も迎えにくるから。また明日な。」

「あっ…うん!」


帰っちゃった…
…?プリント?

名前を見ると、倫の物だった。

これ、ないと困るよね?
走れば間に合うかな…?

「よしっ!!」

私は走って倫を追っかけた。



「はぁっ…はぁっ…きっつ」

私は運動音痴。いわゆる、運痴だ。

でも愛のためならなんのこれしきっ!

「!いたっ!」