リレーのアンカーも無事決まったところで



話し合いは団体競技のメンバー決めに移っていた






祐輔はあんまり興味がないらしく



俺の傍に来た




さっきまでの笑顔が消えている



一人蚊帳の外の俺に気を使っているんだろう





「俺、お前ほど貢献できんかも知れんけど



頑張るわ!



来年は絶対一緒のクラスで



同じメンバーで走ろな!」





「そやなぁ…」




俺は何の気なしにそう答えた








しかしその約束は




永遠に叶う事はなかった…