それでも俺は余裕だった




反対の俺と比べられ皆に期待されるのが



可哀相に思っていた





祐輔も正直困っているようだった





「俺、駿みたいに速ないで…



俺の責任で負けたとか言うなよ~!」





そう言って渋々アンカーを引き受けた







その時の祐輔の言葉に



嘘はなかったと思う






まさかこんな結果になろうとは




祐輔自身も思ってもいなかったんだろう…