あっという間に4時間が過ぎ去っていた


もう祐輔のバイトの時間が迫っている




もし祐輔のバイトがなかったら


この時間は永遠に続いていたかも知れない…




祐輔を店に残し7人はそのままドンキホーテに向かった




目的はなかったが


あの店は見ているだけで面白かった




案の定隼人が向かったのは


パーティーグッズのコーナーだった




変なカツラをかぶって見せる



すかさず萌香に嗜められた





そして7人はまた近いうちに集まる約束をして



最寄の駅に向かって分かれた




同じ方向の梨絵と並んで空いた座席に座る



今日の出来事を思い返し話題は尽きない




一瞬の沈黙の後梨絵が言った



「駿、協力してくれる?」




「何?祐輔の事か?」



「うん…」



「アイツ、かっこええもんなぁ~!」



「駿もカッコいいで!」



「そんな冗談いらんって~!(笑)」




梨絵頬を赤らめ俯いた




「まぁ、出来る限り協力するよ!」





俺は珍しくハイテンションでそう答えた