始業式は2時間ほどで終わり



俺らは食堂で部活が始まるまで時間を潰していた




「駿~!どやったぁ~?」


亮二だ



「どうって何が!?」



「噂の転校生!」



「あぁ…」



「女子連中がやたら騒いどったけど


そんなイケ面なん?」




「おぅ…まあな!


俺が今まで見た中で一番カッコええかも…」




「マジでぇ~!?」



「マジマジ…」




そんな会話の途中俺の目に甲斐が映った




通りかかった甲斐の姿が食堂の窓から見えた




「アレ!」



俺はそっちの方を指して亮二に教えてやった




「ほおぅ~なるほどねぇ~!」



亮二が感心している





カッコ良さの定義は万国共通らしい…