「駿~!瑞穂とこ行くから来て~!」



「おぅっ!」




いつも勝手な行動で俺を振り回す亮二だったが



E組に行く用事となると話は別だ




多分、30日の詳しい事を決めるのだろう





亮二と瑞穂だけならメールでも何でも



決める事はできるのだが



俺と麻友の都合もある…





正直、俺の都合なんてないようなものだ




いつだってOK!




麻友に併せるつもりでいたから…







「瑞穂~、あっ麻友ちゃんも!」



亮二がE組に入って行き、二人に声を掛ける





「あっ、亮二と駿くん!



今麻友と決めてたとこ…」




亮二は自然と瑞穂の横に座る





「よっ!」




俺は少しテレた顔を見られたくなくて



下を向いたまま、麻友の隣の席に座った…