「おもろかったなぁ!」


「うん、めちゃ充実してた~」



侑子の顔が輝いている


本当に喜んでくれているようだった



『♪♪♪~』


俺と侑子の携帯がほぼ同時に鳴った



「亮二や!」


「未来やん…!」




(アイツら…)


今から大観覧車に乗るらしい




『ここで告白してキスして決めるぜ(^_-)-☆』


『頑張れよヽ(^o^)丿ってか邪魔すんな(-_-;)』




俺は手短に返信してマナーにした




さぁ本当の目的の時間…


今から花火が上がり出す




俺の敷いたハンカチの上に


侑子が腰を下ろし二人は並んで座った




俺の心は高揚していた


そしてそっとポケットを確認する



俺の手の中には四角い箱が…