「祐輔、このシフトでホンマ大丈夫なんか?」


「全然いいっすよ!」




祐輔は冬休みの間、シフトを詰め込んだ


クリスマスもお正月も…



何かに没頭している方が楽だった





「みんなデートや何や言うて


この期間休みたがるから助かるわ」




「うぃっす!」




「お前モテそうやけど女作らんの?」




「一人に絞りきれんので…」



「へぇ~、言うねぇ~!」





祐輔がバイトに没頭するのには


もうひとつ理由があった




最近体調を崩している母が入院し


治療費が嵩む…





母を苦しめ続けた父への反発か!?




なるべく父には頼りたくなかった