「なぁ、駿


俺避けられてるような気すんやけど…」




確かにそうだ




いつもなら梨絵か皐月が必ず俺らの方に来るのに


今日は誰一人として絡んでこない




しかもその目が少し怖い




祐輔が麻友を誘うキッカケをつかめない以上



俺か修二か隼人が出なければならない




修二はさっき皐月に無視られたと言って


躊躇している




そこで隼人が言った




「俺に任せろ!



萌香に言うといたるわ」





「忘れんなよ!」



俺と修二が同時に言った





一応この場は和んだが



祐輔の表情は固かった…