初対面で余り時間もなかったんで


早速予約しておいたイタリアンバイキングの店に入った




奥まったボックス席に案内される




席はもう決まったも同然




「未来ちゃん、奥すわる?」



亮二がそう言って未来を先に座らせ自分が続いた




俺と侑子はその向かいに座った






楽しい食事だった…





あっという間に90分の時間が終了し



皆がまだ帰りたくなさそうだった





「これからカラオケ行く?」



「賛成~!」




早速亮二が携帯を取り出す



相手は祐輔




祐輔のバイトするカラオケ屋は


週末ではないため、かなり空きがあるようだった






店に着くまで俺らは二組のカップルのように



並んで歩いた