その後祐輔は


時間をかけて杏奈に向き合っている




しかしすぐに解決する問題ではなかった



杏奈は祐輔に頼りきっていたのだ




何度も二人で話し合った


泣い通した夜もあった




それでも祐輔は必死だった



杏奈の心も少しづつ和らいでいった




(杏奈が納得するまで



俺は何度でも会いに行く




分かってもらえるまで



俺は何度でも言う




そして杏奈の幸せを心から祈る…)






あれから3ヶ月…





もう季節は冬を迎えようとしていた