「駿、今日はホンマに有難う!


お前に聞いてもろて良かった…」




「これから大変やと思うけど


また何でも言えよっ!」




「まず杏奈に会うわ…


それでホンキで真剣に俺の気持ち言う!



時間かかるかもしれんけど


杏奈が納得するまでホンキで向き合うつもりや!」




「そっか…頑張れよっ!」



「ぅいっす!」



晴れ晴れとした祐輔の顔があった




「祐輔、飯食うていけよ!」




「有難う…


でも最近おかん調子悪いみたいやから


今日の所は帰るわ!




また元気なったらいつでもいけるから


誘ってや!」



「おぅ!またな~!」






この時の俺は、おそらく祐輔自身でさえも



このあとおこる悪夢になんか






気付く術などなかった…