杏奈には責任は感じていたが


まだ高校生の俺はどうしてやる事もできない




ただ傍にいてやる事で


杏奈が納得するなら…




しかし俺は疲れていた



なにもかも自業自得…



そんなの分かってる




でも俺はまた逃げてしまった




楽な方へと…





塾でアルバイトの講師をしていた大学生


水口 玲菜



どこか潤子に似た大人の女性…




俺は玲菜にすがった


年上のお姉さんに癒しを求めた




玲菜は完璧な女だった



容姿端麗、頭脳明晰、スタイル抜群…





もちろん彼氏もいた


その彼はアメリカの工科大学で研究している





玲菜もまた寂しかったんだ





俺らはお互い何かから逃げるように


求めあった




そして玲菜は彼氏と破局した




どれもこれも




みんな俺のせいなのか…!?