藤本 美樹


俺の初体験の相手…




彼女は2つ年上の三年生



小さい頃から劇団に所属していて


学校でも目立つ存在だった



三月の卒業式の後


彼女から告白された



そして打ち上げの後そのまま家に誘われた




まだ潤子への想いを吹っ切る事の出来ない俺は


相手なんて誰でもよかった




そう…潤子を抱く事なんて


永遠にできないんだから…




思春期で身体だけが大人になっていく俺にとって


美樹は充分魅力的だった




「祐輔…


卒業の記念に教えてあげる…」




俺は美樹の身体にのめり込んだ




でも…



俺の心はその度に





泣いていた