やはり俺の一人よがりだったんだ…



潤子は年は近いが俺の叔母さん


俺に優しくするのだって当たり前




なのに俺は…



潤子の事が好きで好きでたまらなかった




そして当たり前の事だが



俺の気持ちは受け入れられる事はなく




俺の初恋は終わった…






次の日、潤子も見送りに来てくれた




なのにガキだった俺は



潤子の顔を、目を


一度も見る事なく新幹線に乗り込んだ



潤子が大きく手を振っている気配がする




しかし…



俺は最後まで潤子の顔を見なかった




いや、見れなかった…




こんなに涙が出るなんて思わなかった