懇談で授業が早く終わった日


祐輔は俺の家にやってきた




祐輔が遊びに来るのは初めてではなかったが


ちゃんと約束して来るのは珍しい




俺は祐輔が何を言うのか


想像はついたが…




緊張した




祐輔もいつもとは違う表情で語り始めた




「俺な、腐れ縁がきれへん女がおんねん…


しかも3人…」




「えっ!?マジで?」




だから祐輔はこの学校で


彼女を作らなかったのだろうか…?




祐輔は続けた





「初恋の人を忘れるために



その時は誰でも良かったねん…」