どこからか女の喘ぎ声が聞こえた。 「一人寂しいけど喘ぎ声は 聞きたくないっての~…」 「んっ…ああっ!だめぇっ…」 いらいらいらいらいらいらいら… 「このマンション壁薄すぎ! 怒鳴りにいきたいくらいなんだけどっ!」 あ…駄目だ… いまの自分は千鶴麻衣まんま。 怒鳴りになんていったら 報道される。絶対。 …聞こえなくなった…。