「え…?」



今、もしかして…ありがとうって言った?



俺の言葉聞こえてんの?


まさかの田中からの感謝の言葉に思わずわらえてくる。



「ははっ」




寝言にしてはナイスタイミングすぎるだろ。




本当はこいつ起きてるんじゃないか?



まぁ俺へのありがとうじゃないかもしれないが、今回は勝手に俺へのって事にしておこう。





「お目覚めになられたら、お話し聞きますね。」





もう一度寝ている田中に話しかけ、俺はメイド達がいる仕事場へと向かった。